こんばんは、suzumeです٩( 'ω' )و
イラストを上げる前に、今回はイラスト制作におけるスランプについて書いていこうかなと思います。
このブログでもたびたび「数年間スランプだった」と発言していましたが、どうやってこの長いスランプを乗り越えたのかを自分用メモも兼ねてまとめていきたいと思います。
結果から言ってしまうと私のスランプ脱出方法は、
- 自分の好き・得意を再確認
- 正しい描き方にとらわれない
- 人と比べない(重要)
でした。
ここからは私のスランプだった頃の話がまとめてあります。
スランプの始まり(2019年頃)
ここ最近はあっさりとしたイラストが多いのですが、以前は所謂ソーシャルゲーム風のイラストを目指して制作していました。
細い主線、繊細なブラシ塗り、何度も影を重ねて深みを出し、背景も正確かつ緻密に...などとただでさえマルチタスクが苦手な自分にこんなにも課題を詰め込んで手を動かしていました。
しかしどんなに気を付けて制作しても目標の絵には届かないどころか、ラフでの勢いが死んでる線画とそれに全く合ってない塗り、無理に背景を描いたことでもっとちぐはぐになり、トドメに余計な加工。時間ばかりかかってできた作品はなんだか残念な感じに...。
いい感じに描けても「この画風なら他の有名イラストレーターさんが描いてるよね?」と自分にブレーキをかけてしまい、どんどん描けなくなっていきました。
ここから2〜3年、度重なる体調不良もあって本格的なイラスト制作をせず、落書きばかり描く日々が続きます。
転機(2021年前半)
スランプの真っ只中、だけど手を止めたくなくてクロッキー帳に練習&何枚か描きあげました。
配色本の色をそのまま使って描いたり、線画を細くしてみたり。自分に合う描き方が見つからなくて文字通り迷走していました。
魅力的な絵が描けていて、交流も難なくこなせる人たちが羨ましすぎて、もう本格的に筆を折ってしまうかもしれない。そんな矢先に出会ったのが「ゼルダの伝説」でした。
唐突にゼルダが出てきましたが、これが転機でした。当時64を持っておらずプレイできなかった時のオカリナをやってみることに。
するとすぐにその世界観に引き込まれ、夜な夜なプレイし続け、何にも夢中になれない精神状態だったのがあっという間に回復に向かいました。(何より時オカのリンクさん大好きなんです...)
そんな時に描いたのが、
このイラスト。思うままに描き、自由に塗り、塗った後でも豪快に大幅修正を施し、手順なんて関係なしに描いています。線も塗りも大雑把で色だけこだわっているイラストですが、何となくいい感じに見えませんか?そう、今までメイキングや形式に囚われすぎてて上手く表現できてなかったんです。
この絵で自分のスタイルが見つかったような気がしました。そして、ここから徐々に描くペースがアップしていきます。
復活(2022年後半)
何とか復活したいと思い、今までやっていたTwitterを辞め、とにかく何かを描いてみようと再び筆を取ります。
転機はあったけど順調にスランプを脱出できるわけもなく、浮いたり沈んだりを繰り返しながら2022年秋に1枚のイラストを描き上げます。
こちらはpixivの企画で描いたイラストです。
二次創作が描けなかった(夢中になれるものがなかった)私ですが、ここで企画などに参加することで一次創作で作業が進むようになりました。
もっと好きなものを表現したいと思い、現在は小さなノートに好きなものをメモしてイラストのヒントに使っています。
2023年3月、数年の落書きで得た自分の描きやすいスタイルで
を描きました。スランプ前の絵よりももっとデフォルメ調に。塗りも最小限で。
それから同時に自分の分析もしてみました。私は集中するのは早いけど、それを持続させるのが極めて困難なので「線画も塗りもシンプルで」という今のスタイルができあがりました。
これまでのまとめを1番最初の箇条書きに合わせると、
- 花やお菓子が好きで、デフォルメ調な絵柄が得意
- メイキングの手順はほぼ無視!気になったところはがっつり修正!
- 人と比べない(これはまんま)
でした。2番は文章だと説明しづらいので次回のイラストで解説いたします。
この記事がかつての私と同じように、イラスト制作で悩んでいる方々に届いたらいいなと密かに願っています。
ランキング参加してます。応援よろしくお願いします!